公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

歴史・沿革 / 1950-70年代

1953(昭和28)年

10月 漢方無料相談所の開設/野生薬草採集会

10月10-12日の3日間、中将湯ビル(中央区日本橋)1階に、漢方無料相談所が開設された。講師は大塚敬節・龍野一雄・矢数道明の3先生。 新聞・ラジオでの宣伝もあり、54名が来所。また同年12月にも第2回漢方無料相談所を開設している。

10月25日、野猿峠周辺(八王子市)にて、野生薬草採集会が開催された。当時は概ね毎月開催されており、初期の「会報」にも募集案内記事がみられる。
後年には、自然環境保全意識の高まりなどの社会情勢の推移を受け、採集をせず観察を中心とした薬草観察会と名前を変え、現在も春と秋に年2回の開催が続いている。

 

11月 「社団法人東京生薬協会」登記完了

登記が完了し、法人格を得た。初代会長には、東京都衛生局長であった与謝野 光氏が就任した。

 

1962(昭和37)年

4月 会報【復刊第1号】を発行

東京生薬協会の「会報」は、1954(昭和29)年、薬と知識社が発行する雑誌「薬窓」誌上に年4回、会報を挿入する形で始まるも、1959(昭和34)年半ば以降は休刊となっていた。
1962年発行の復刊第1号以降は、独立した冊子として発行が続けられた。1995年頃までは原則毎月発行されており、累計470号を超える現在の号数へと繋がっている。
復刊当時の判型は、ほぼB5サイズで、手書き原稿のタテ組で謄写印刷、全8ページであった。(画像:会報復刊第1号と第2号)

会報 復刊第1号[PDF 1.6MB]

 

1970(昭和45)年

7月 会報No.100を発行

復刊された会報が、第100号を迎えた。
全8ページ、和文タイプ組版。前後の号に比較して厚手の良質な用紙が使われている。

会報 No.100[PDF 1.1MB]

 

1973(昭和48)年

新常用和漢薬集を発行

1963年発行の「常用和漢薬集」を時代に合わせて全面改訂

 

1978(昭和53)年

新常用和漢薬集 第二版を発行


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