公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

コセリバオウレン

(キンポウゲ科)

 

撮影日 2023-12-25

植物のある場所 ロックガーデン

日本特産の常緑多年草で、落葉樹林、常緑樹林、針葉樹林などの林床に生育します。
オウレンの花は2-3月に盛りとなりますが、当園のロックガーデンに植栽しているコセリバオウレンは、いち早く、年明けを待たずに咲き出しています。特徴として葉が3回三出複葉で細かく分かれ、葉柄や花茎も細身で、全体に繊細な姿をしていることが挙げられます。
生薬オウレン(黄連)の基原植物としては、変種の関係にあるキクバオウレン(1回三出複葉)、セリバオウレン(2回三出複葉)が用いられており、本種コセリバオウレンは、成分的には同様とみられるものの、繊細な草姿ゆえ根茎も細く、薬用としては利用されないようです。
【分布】本州・四国の冷温帯および暖温帯の樹林下

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