公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

シマムラサキツユクサ

(ツユクサ科)

 

撮影日 2023-12-25

植物のある場所 温室

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中米メキシコやその付近を原産とする、常緑性の多年草です。
学名の Tradescantia zebrina や、以前は別属とされ Zebrina pendula の学名が与えられていたこともあり、単に「ゼブリナ」あるいは「ゼブリナ・プラント」の名称で園芸的に流通しており、おもに室内観葉植物として鑑賞されています。
種小名 zebrina は【シマウマ(zebra)状の】の意味であり、葉身の左右に、やや金属光沢を帯びた淡色の、2本の太い帯状模様があって、葉全体では濃淡の縞模様を呈しています。葉の裏面には縞模様がなく、全体に赤紫色を帯びています。
温室では概ね季節を問わず開花がみられ、明るい紅紫色の3弁の一日花をつけています。
ムラサキツユクサ属 Tradescantia は、南北アメリカ大陸に約50種が分布するツユクサ科の属で、日本にもともとの自生はありませんが、園芸草花、観葉植物として複数の種類が導入され、一部は野生化しています。
【原産地】メキシコ、中央アメリカ

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