公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ジュズダマ

(イネ科)

 

撮影日 2019-08-13

植物のある場所 民間薬原料植物区

水田の畦、用水路や河畔など、水辺を好む多年草です。
この写真は雌花序が開花している状態です。雌花序は壺型の苞鞘(ほうしょう)内部にあり、毛糸のような柱頭を伸ばしています。苞鞘を突き抜けて下垂している部分は未開花の雄花序です。
果実は苞鞘に包まれたまま熟します。暗褐色や灰色に熟したジュズダマでお手玉やネックレスを作ったご記憶のある方もいらっしゃるでしょう。
ハトムギはジュズダマの栽培型です。ジュズダマはハトムギに比較して苞鞘が球形に近く硬いこと、熟したときも上向きであることなどで区別できます。
【生薬名】センコクコン(川穀根)
【薬用部分】根
【用途】鎮痛などに民間薬として利用
【分布】熱帯アジア

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