新常用和漢薬集
名称 |
ゴマ
(胡麻)
第十七改正日本薬局方 収載
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英名 | Sesame | 生薬ラテン名 | SESAMI SEMEN |
![]() 生薬名:ゴマ |
![]() 植物名:ゴマ |
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基原 | ゴマ Sesamum indicum Linné(Pedaliaceae ゴマ科)の種子 | ||
調製 | ゴマの生育量によって、5~15株を束ね、乾燥したら、脱粒する。 | ||
産地 | ミャンマー、中国など | ||
性状 |
卵形~へら形を呈し、長さ 3~4 mm、幅約 2 mm、厚さ約 1 mmである。外面は暗褐色~黒色を呈し、まれに淡褐色~褐色のものも認められる。ルーペ視するとき、縁に細い稜が認められる。本品100粒の質量は 0.2 ~ 0.3 gである。 においがなく、味は僅かに甘く、やや油様である。 |
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成分 |
リグナン類:sesamin, sesamolin, episesamin, sesamol, sesamolinol 脂肪酸類:linoleic acid, oleic acid |
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選品 | 充実して光沢のある重いものが良品である。 | ||
適応 | 滋養強壮作用があり、虚弱体質、産後の回復に内服する。 | ||
漢方 処方例 |
消風散(しょうふうさん) |
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貯法 | 密閉容器 | ||
備考 | ゴマ油を軟膏(紫雲膏、中黄膏など)の基剤とする。 | ||
情報更新日 2020/04/27 |