公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

新常用和漢薬集

名称
ゴマ (胡麻)
第十八改正日本薬局方 収載
英名 Sesame 生薬ラテン名 SESAMI SEMEN
ゴマ
生薬名:ゴマ
ゴマ
植物名:ゴマ
基原 ゴマ Sesamum indicum Linné(Pedaliaceae ゴマ科)の種子
調製 ゴマの生育量によって,5 ~ 15株を束ね,乾燥したら,脱粒する.
産地 ミャンマー,中国など
性状 卵形 ~ へら形を呈し,長さ3 ~ 4 mm,幅約2 mm,厚さ約1 mmである.外面は暗褐色 ~ 黒色を呈し,まれに淡褐色 ~ 褐色のものも認められる.ルーペ視するとき,縁に細い稜が認められる.100粒の質量は0.2 ~ 0.3 gである.
においがなく,味は僅かに甘く,やや油様である. 
成分 リグナン類:sesamin(日局18確認), sesamolin(日局18確認), episesamin, sesamol, sesamolinol
脂肪酸類:linoleic acid, oleic acid
選品 充実して光沢のある重いものが良い.
適応 滋養強壮作用があり,虚弱体質,産後の回復に内服する.
漢方
処方例

消風散(しょうふうさん)
構成生薬のうち,胡麻・当帰・地黄の組み合わせにより,乾燥性の皮膚のかゆみに配合する.

貯法 密閉容器
備考 ゴマ油を軟膏(紫雲膏,中黄膏など)の基剤とする.

情報更新日 2022/05/16

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