公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

新常用和漢薬集

名称
コウベイ (粳米)
第十七改正日本薬局方 収載
英名 Brown Rice 生薬ラテン名 ORYZAE FRUCTUS
コウベイ
生薬名:コウベイ
イネ
植物名:イネ
基原 イネ Oryza sativa Linné (Gramineae イネ科)のえい果である。
調製 イネの籾殻を去って玄米とする。
産地 日本など
性状 楕円形を呈し、やや扁平で、長さ4 ~ 6 mm である。外面は半透明で、淡黄白色~淡褐色を呈する。 一端は僅かにくぼみ、白色の胚が認められる。他端には花柱の跡に由来する褐色の小点が認められる。表面には数本の長軸方向に走る溝がある。
弱いにおいがあり、味は僅かに甘い。
成分 デンプン、デキストリン、γ-oryzanol など
選品 充実した重いものが良品である。
適応 滋養、補気、健脾、止渇作用があり、胃腸を調い、元気を益し、口渇や下痢に用いる。
漢方
処方例

白虎湯(びゃっことう)
構成生薬のうち、粳米と石膏の組み合わせで、熱の激しい時に起こる消渇、煩熱を治す。石膏の胃への影響を緩和。

麦門冬湯(ばくもんどうとう)
構成生薬のうち粳米と麦門冬・半夏の組み合わせで、津液を補って、鎮咳去痰作用をあらわす。半夏の刺激を緩和。

附子粳米湯(ぶしこうべいとう)
構成生薬のうち粳米と附子の組み合わせで、冷えによる腸鳴、腹痛を改善する。附子の胃への影響を緩和。

貯法 密閉容器

情報更新日 2019/05/09

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