新常用和漢薬集
名称 |
ゲンジン
(玄参)
日本薬局方外生薬規格2018 収載
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英名 | Scrophularia root | 生薬ラテン名 | SCROPHULARIAE RADIX |
![]() 生薬名:ゲンジン |
![]() 植物名:Scrophularia ningpoensis Hemsley, ゴマノハグサ |
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基原 | Scrophularia ningpoensis Hemsley 又はゴマノハグサ S. buergeriana Miquel (Scrophulariaceae ゴマノハグサ科)の根 | ||
調製 | 地上部の枯れた晩秋から初冬にかけて地下部を掘り取り、水洗いしながら細根や土砂を除去後、蒸してから日干ししたもの。 | ||
産地 | 中国(四川、貴州、湖南、湖北、江西省)、韓国 | ||
性状 |
不整に曲がった長円柱形~紡錘形を呈し、長さ4~15cm、径1~3cmである。外面は黄褐色~褐色を呈し、粗い縦じわがあり、横長の皮目とまばらに細根の跡を認める。質は堅いが、やや柔軟で折りにくく、折面は黒褐色を呈する。 特異な弱いにおいがあり、味はやや甘く、後僅かに苦い。 |
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成分 | イリドイド配糖体:harpagoside, phytosterol | ||
選品 | 肥大した根で皮は薄く、質は堅く充実し、内部が黒色で粘りけのあるものがよい。 | ||
適応 | 漢方処方用薬:滋陰 清熱 除煩 解毒作用があり、熱病による身体のほてり、口渇、煩躁、のどの腫れ、不眠、自汗・寝汗鼻炎、るいれき、腫れ物、便秘を改善する薬方に配合される。 | ||
漢方 処方例 |
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貯法 | 密閉容器 | ||
情報更新日 2019/03/16 |