新常用和漢薬集
名称 |
トウジン
(党参)
第十八改正日本薬局方 収載
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英名 | Codonopsis Root | 生薬ラテン名 | CODONOPSIS RADIX |
生薬名:トウジン |
植物名:ヒカゲノツルニンジン |
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基原 | ヒカゲノツルニンジン Codonopsis pilosula Nannfeldt 又は Codonopsis tangshen Oliver ( Campanulaceae キキョウ科)の根 | ||
調製 | 9 ~ 10月頃,3年生以上の株を掘り取り,洗浄して土を落とし,天日で乾燥する. | ||
産地 | C. pilosula:中国(山西省),C. tangshen:中国(四川,湖北省) | ||
性状 |
ほぼ円柱形で,長さ 8 ~ 30 cm,径 0.5 ~ 2.5 cm,先端に向かって漸次細くなり,しばしば分枝する.外面は淡黄色 ~ 灰褐色で,基部から中央部にかけて輪状の横じわがあり,全体に明瞭な縦じわが認められる.根頭部には茎の跡からなる突起が多数あり,頂部は丸く窪む.側根の跡にはしばしば黒褐色のにかわ状の分泌物が存在する.質は柔軟で屈曲しやすいか又は堅く折れやすい.断面は皮部が黄白色 ~ 淡褐色,木部が淡黄色を呈し,皮部に裂隙が認められることがある 僅かに特異なにおいがあり,味はやや甘い. |
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成分 |
多糖類:inulin フェニルプロパノイド:syringin, tangshenoside I,Ⅱ ネオリグナン配糖体:tangshenoside Ⅲ,Ⅳ |
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選品 | 肥大し,太くて充実,皮のしまった,横じまの多い,味の甘いものが良品. | ||
適応 | 補中・益気・生津作用があり,疲労倦怠・食欲不振・口渇・下痢・脱肛などに用いる. | ||
漢方 処方例 |
漢方処方としては使用していない. | ||
貯法 | 密閉容器 | ||
備考 |
中国では薬方中に党参を人参の代用品として配合している. 作用は人参と同じであるが,弱いので,人参の量の 2 ~ 3 倍を必要とする. |
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情報更新日 2023/09/18 |