新常用和漢薬集
名称 |
チョレイ
(猪苓)
第十八改正日本薬局方 収載
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英名 | Polyporus Sclerotium | 生薬ラテン名 | POLYPORUS |
生薬名:チョレイ |
チョレイマイタケ |
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基原 | チョレイマイタケPolyporus umbellatus Fries(Polyporaceae サルノコシカケ科)の菌核 | ||
調製 | 春または秋に菌核を掘りとり,土砂を除き,乾燥する. | ||
産地 | 中国(雲南,陝西,山西,甘粛省など) | ||
性状 |
不整の塊状を呈し,通例,長さ5 ~ 15 cmである.外面は黒褐色 ~ 灰褐色を呈し,多数のくぼみと粗いしわがある.折りやすく,折面はやや柔らかくコルク様で,ほぼ白色 ~ 淡褐色を呈し,内部には白色のまだら模様がある.質は軽い. におい及び味はほとんどない. |
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成分 | ergosterol誘導体,長鎖脂肪酸など. | ||
選品 | 内面が白くて軽く,しかも緻密なものが良い.赤黒いものは良くない. | ||
適応 | 消炎,止渇,利尿作用があり,泌尿器疾患の猪苓湯に配合される. | ||
漢方 処方例 |
五苓散(ごれいさん),柴苓湯(さいれいとう),茵蔯五苓散(いんちんごれいさん) 猪苓湯(ちょれいとう) 分消湯(ぶんしょうとう),実脾飲(じっぴいん) |
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貯法 | |||
情報更新日 2022/05/16 |