公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

新常用和漢薬集

名称
ウコン (鬱金)
第十七改正日本薬局方 収載
英名 Turmeric 生薬ラテン名 CURCUMAE LONGAE RHIZOMA
ウコン
生薬名:ウコン
ウコン
植物名:ウコン
基原 ウコン Curcuma longa Linné (Zingiberaceae ショウガ科)の根茎をそのまま又はコルク層を除いたものを、通例、湯通ししたものである。
定量するとき、換算した生薬の乾燥物に対し、総クルクミノイド(クルクミン,デメトキシクルクミン及びビスデメトキシクルクミン)1.0 ~ 5.0%を含む。
調製 冬に掘り取り、土砂や茎葉を除く。根茎を洗浄後、コルク層を除き、湯通しするか蒸した後、陽干又はあぶって乾燥する。
産地 中国、台湾、インド、日本
性状 主根茎又は側根茎からなり、主根茎はほぼ卵形体で、径約 3 cm、長さ約 4 cm、側根茎は両端鈍頭の円柱形でやや湾曲し、径約 1 cm、長さ 2 ~ 6 cm でいずれも輪節がある。コルク層を付けたものは黄褐色で艶があり、コルク層を除いたものは暗黄赤色で、表面に黄赤色の粉を付けている。質は堅く折りにくい。横切面は黄褐色~赤褐色を呈し、ろう様の艶がある。
特異なにおいがあり、味は僅かに苦く刺激性で、唾液を黄色に染める。
成分 精油: turmerone,dihydro-turmerone,zingiberene,d-α-phellandrene, cineol
ポリフェノール類: curcumin, demethoxycurcumin,bisdemethoxycurcumin
選品 充実して堅く、横切面が橙黄色で、香りのよい物が良い。
適応 漢方処方用薬:鎮痛・止血の作用があり、軟膏に配合される。
漢方
処方例

中黄膏(ちゅうおうこう)
構成生薬のうち、鬱金・黄柏の組み合わせにより、消炎作用を期待して、初期の打ち身・捻挫の軟膏に配合される。

貯法 密閉容器
備考 第17改正日本薬局方 第一追補でラテン名表記に修正があった。(CURCUMAE RHIZOMA → CURCUMAE LONGAE RHIZOMA)
日本の「鬱金」は Curcuma longa L.の根茎を指すが、中国では「姜黄」、Curcuma longa L.を含む Curcuma 属植物の根の先端部にできる塊根を「鬱金」と称している。
つまり、日本の「鬱金」と中国の「姜黄」は同じ生薬のことを指すが、日本の「鬱金」と中国の「鬱金」は同じ生薬ではない。
食用として、食品の着色料や健康食品に用いられる。

情報更新日 2020/05/14

▲このページの最上部へ