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東京都薬用植物園 ケシの開花状況【2026/05/12現在】
2026.05.12(火) 掲載
ケシ・アサ試験区の状況(5月12日)ソムニフェルム種の開花状況です。左端に若干見えているのが紫色のトルコ種で、概ね開花終了しました。
中央の白い花が一貫種で、引続き咲いています。全体的な開花はピークを幾分過ぎた状況です。
ケシ(ソムニフェルム種) *あへん法により栽培禁止
白色の花を咲かせる一貫種です。開花が続く傍ら、さく果(ケシ坊主)も育っています。
一貫種の「さく果」はやや縦長で、鶏卵ほどのサイズとなります。
さく果の表面に見える縦方向の黒い筋は、研究用にあへんを採取した跡です。採取したあへんは、法にもとづき全量を国へ収納します。
後方に写り込んでいる白い袋は、来年の採種用に選んだ花へ掛けている袋です。各品種・系統の特性を維持してゆくために、開花前に袋掛けをして、交雑を避けています。
園芸種のうち、各色の八重咲き品種を、下からのアングルで撮りました。わが国の法律では、園芸種であっても栽培禁止です。
下から見上げると、基部に大きな花弁が4枚あることが分かります。この4枚が元からの花弁で、その上に重なる多数の花弁は、雄しべの変化したものです。
雄しべは完全に花弁に変化するわけではなく、中心部には花粉を出して機能する雄しべも残ります。
晩生のボスニア種の開花が始まりました。ごく淡い紫みの白い花で、花弁の基部には紫色の斑紋が入ります。
アツミゲシ(セチゲルム種) *あへん法により栽培禁止
見頃は終盤となり、さく果が育っています。
ハカマオニゲシ(ブラクテアツム種) *麻薬及び向精神薬取締法により栽培禁止
下からのアングルで撮りました。花の直下につく「ハカマ」、すわなち苞葉がよく見えます。
また、深紅色の花弁の基部外側に、黒鉛筆で描いたようなタテ線状の黒い斑紋が現れることも、ハカマオニゲシの特徴のひとつです。












