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東京都薬用植物園 ケシの開花状況【2024/05/04現在】
2024.05.05(日) 掲載
東京都薬用植物園のケシ・アサ試験区におけるケシ属植物の開花状況を、本ウェブサイトにてご紹介いたします。ケシ・アサ試験区の状況(5月4日)
手前〜右方に、ケシ(ソムニフェルム種)が咲き進んでいます(一貫種はほどなく開花)。
トルコ種は、横長の「さく果」が成長してきました。
左後方には、深紅のハカマオニゲシの開花も伺えます。
ケシ(ソムニフェルム種) *あへん法により栽培禁止
トルコ種のうちの濃い紫色の系統が、咲き始めました。
園芸種のうち、桃紫色の八重咲き(カーネーション咲きや牡丹咲きと呼ばれるもの)です。
雄しべが弁化した八重咲きですが、花の中心付近には完全な雄しべと雌しべを備えており、自家受粉により系統維持することができます。
園芸種であっても、あへん法により栽培禁止です。
別の園芸種で、薄紫色半八重咲きのものです。
繰り返しになりますが、園芸種といっても我が国ではあへん法により栽培禁止です。
アツミゲシ(セチゲルム種) *あへん法により栽培禁止
1日花であり、夕方近くなると散ります。遅い時間にご来園されますと、咲いている花がみられない場合があります。
花の散ったあとには、画像のような「さく果」が残ります。ソムニフェルム種のさく果よりも小型です。
まだ、蕾もありますので、引続きしばらくは開花が見られます。
ハカマオニゲシ(ブラクテアツム種) *麻薬及び向精神薬取締法により栽培禁止
開花数が増え、見頃です。
花弁の深紅色と、基部の黒い紋様が逆光に透けてよくわかります。