公益社団法人東京生薬協会公益社団法人東京生薬協会

季節の花(東京都薬用植物園)

ホウチャクソウ

(ユリ科 新体系ではイヌサフラン科)

有毒植物

 

撮影日 2024-04-16

植物のある場所 林地

落葉樹林の下に多くみられる多年草です。花は緑白色で、下向きに咲きます。
和名は、花の形が、お寺の五重塔やお堂の、屋根の四隅の軒先に吊るされている宝鐸(ほうちゃく、ほうたく)に似ることによります。
従来ユリ科とされてきましたが、新体系ではイヌサフラン科に分類されます。この科には多くの有毒植物があり、ホウチャクソウも有毒とされ、誤って食べると吐き気を催します。
山菜として食されることのあるアマドコロやナルコユリの芽生えと間違えて食べる可能性があり、注意を要します。
【分布】北海道から九州、千島列島南部ほか

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