皇居・東御苑の「つわぶき」 |
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皇居・東御苑にて撮影した「つわぶき」 どこか寂しい冬景色の中で、一際目立つのは黄色い石蕗の花です。わが国固有の植物で、福島県以南沖縄県まで各地の海岸に多く自生しています。葉に艶があり、ふきの葉に似ているところからツワブキと名付けられたようです。同じような呼び方で「ふきの佃煮」などがありますが、ツワブキとは違って、フキの葉の茎(葉柄)は空洞ですから、容易に区別がつきます。漢方薬としては用いられませんが、民間療法で昔から、葉の搾り汁を腫れもの、虫さされ、ししもやけ等に用いられてきました。 (写真:松本一男、解説:清水虎雄) |