シャクヤク

 

学名:Paeonia lactiflora Pallas
生薬名:シャクヤク(芍薬)
使用部位:根
用途:漢方処方用薬:収斂・鎮痙作用(芍薬甘草湯など)
産地:奈良・群馬・新潟・青森・岩手・長野・富山・和歌山・高知県、北海道、中国、中国等原産
成分:ペオニフロリン
その他:日本薬局方収載

 

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と言われ、昔から牡丹と共に美しい人、姿の良い人を表す言葉に用いられてきたほど、姿の良い植物です。ボタンは木ですが、シャクヤクは草です。秋も深まり、寒くなると地上部は枯れて無くなります。春になると芽が伸び始めます。花の色は白から赤、花形は一重、八重といろいろあり、切り花としても栽培されます。薬用成分は、ペオニフロリン、安息香酸やタンニンなど。薬用には根茎を用い、「芍薬甘草湯」など多くの漢方処方に配合されます。(写真:松本一男、解説:清水虎雄)生薬名:芍薬

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