ハナショウブ(アヤメ科)

 

 

学名:Iris ensata Thunb. var. spontanea Nakai
産地:日本原産

 

皇居・東御苑」内の「日本庭園」で撮った花菖蒲

アヤメ科の大輪の変化に富んだこの美しい花の原種は、北海道の原生花園等の湿地でよく見かける、赤色がかった紫色の花を付けるノハナショウブです。特に薬用にはしませんが、昔から活用されてきた、似た名前のショウブは、まったく別のサトイモ科で、5月の節句に良い香りの精油が多く含まれているため、菖蒲湯として利用されます。血行を良くし、大変暖まるので5月に限らず利用したいものです。(写真:松本一男、解説:清水虎雄)

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