サンシュユ(ミズキ科) |
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09/09/26
08/3/15
学名:Cornus
officinalis Sieb. et Zucc. 生薬名:サンシュユ(山茱萸) 使用部位:果実 用途:漢方処方用薬:収斂作用(八味地黄丸) 成分:イリドイド配糖体 産地:中国・朝鮮半島 その他:日本薬局方収載 |
早春に鮮やかな黄金色の小さな花をたくさん咲かせます。これを見て、かの牧野富太郎博士は「ハルコガネバナ」と呼びました。もともとは中国原産のミズキ科の落葉樹ですが、初めは薬用樹として渡来したようです。秋には、グミに似た赤い果実をたくさんつけます。この堅い核を除いて乾燥したものを生薬名「山茱萸」と言い、強壮、強精剤として、八味地黄丸や牛車腎気丸などに配合されます。焼酎に漬け、「山茱萸酒」にすれば、冷え性や疲労回復に役立ちます。08/3/15(解説:清水虎雄) |