セリバオウレン |
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学名:Coptis japonica Makino var. dessecta
Nakai
生薬名:オウレン(黄連) 利用部位:根茎 用途:漢方処方用薬:(三黄瀉心湯)、生薬製剤:苦味健胃薬 産地:中国中南部原産 成分:ベルベリン その他:日本薬局方収載 08/3/15 東京都薬用植物園 |
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オウレンは葉の分裂のしかたによってこの他、キクバオウレン、コセリバオウレンと呼ばれますが、生薬としては同様に用いられます。2月頃から白い清楚な花を咲かせるキンポウゲ科の薬草です。生薬「黄連」としては根茎を用いますが、その根茎が珠のように連なり、黄色いところから名付けられたようです。苦いベルベリンなどの成分を含み、昔から消化不良や食欲不振などに用いられてきました。口内炎などには煎じた液で、うがいをすると楽になります。漢方では「黄連解毒湯」などに配合されます。
(写真:森下信一、解説:清水虎雄)
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