ハナトリカブト(キンポウゲ科)

 

 

学名:Aconitum carmichaelii Debeaux
生薬名:附子(ブシ)
使用部位:塊根
用途:漢方処方用薬:新陳代謝機能の極度に減衰したものを回復させ、気をめぐらし冷えを除き、強心・利尿作用があり、麻痺、疼痛を治す。
産地:中国原産
その他:有毒植物;漢方薬には加工して用いる。
09/9/26 東京都薬用植物園

 

 

ハナトリカブト    花の形が舞楽の楽人や舞人がかぶる冠に似ているところから「鳥兜」と名付けられました。この植物の仲間は非常に多く、日本列島に分布します。最もよく見かけるのはヤマトリカブトでしょう。親根を「烏頭」、横に着く子供の根を「附子」と云い、漢方処方に用いられます。全草に有毒成分アコニチンなどが含まれていますが、漢方薬に配合されるときは、特殊な加工を施して毒の成分を減らしてから用います。危険ですから一般には用いないようにしましょう。 (解説:清水虎雄)

 

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