ハナトリカブト(キンポウゲ科) |
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学名:Aconitum carmichaelii Debeaux |
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ハナトリカブト
花の形が舞楽の楽人や舞人がかぶる冠に似ているところから「鳥兜」と名付けられました。この植物の仲間は非常に多く、日本列島に分布します。最もよく見かけるのはヤマトリカブトでしょう。親根を「烏頭」、横に着く子供の根を「附子」と云い、漢方処方に用いられます。全草に有毒成分アコニチンなどが含まれていますが、漢方薬に配合されるときは、特殊な加工を施して毒の成分を減らしてから用います。危険ですから一般には用いないようにしましょう。
(解説:清水虎雄) |