キカラスウリ    

  雄花

キカラスウリ
黄烏瓜
(ウリ科)
Trichosanthes kirilowii var. japonica
原産地:日本

平均的開花期: 6月下旬 - 9月上旬

果実: 10月中旬 - 11月下旬

 植栽場所: (2) 漢方薬原料植物区

 生薬名: カロコン (栝楼根)
第十八改正日本薬局方 収載
漢方処方用薬:解熱、止渇、腫れ止め(柴胡桂枝乾姜湯)
(薬用以外)粉末をベビーパウダーとして用いる(天花粉)
【成分】 デンプン、アミノ酸等

種子 生薬名: カロニン (栝楼仁)
日本薬局方外生薬規格 収載
漢方処方用薬:鎮痛、去痰、鎮咳(小陥胸湯)
【成分】 デンプン、アミノ酸等

性質:多年草

雌雄異株の多年草です。根は肥大し、薬用とするほか、粉末をベビーパウダー(天花粉)として用います。
茎はつるになり、巻きひげによって他の植物などにつかまり、よじ登ります。葉はカラスウリに比較して毛が少なく、やや光沢があります。
花は夏の夜に開花します。花弁の縁は糸状に裂けますが、カラスウリほどには細かくなりません。


果実はカラスウリよりもやや大型で、長径10cmほどになり、黄色に熟します。

ウリ科の植物    Trichosanthes 属の植物

開花期 五十音 科名 植栽場所 HOME
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