コオニユリ 　  

  葉腋にむかごは無い

コオニユリ
小鬼百合
（ユリ科）
Lilium leichtlinii var. tigrinum
原産地：日本

平均的開花期： 6月下旬 - 7月下旬

鱗茎
ゆり根として食用にする

性質：多年草

湿原などに生育します。
橙赤色に褐色の小斑点をもつ花を下向きに咲かせ、オニユリとよく似ています。
鱗茎は苦味が少なくて味が良いため、食用目的で販売される「ゆり根」は多くの場合コオニユリの鱗茎です。その生産のために栽培もされています。
標高の高いところでは8月に開花がみられますが、当園では6月～7月となります。花のあとには結実し、種子ができます。

コオニユリは葉腋にむかごがつきません。「コ」オニユリの名がありますが、オニユリと比較して必ずしも小さいわけではなく、むかごの有無で区別するほうが確実です。

花粉が衣服に着くと色が移ってとれにくくなりますのでご注意ください。

ユリ科の植物  　　Lilium 属の植物